#007 書評 「すべては心理学で解決できる」 フォルカー・キッツ、マヌエル・トゥッシュ
こんにちは!
演劇カウンセラーの浅野です。
本日から自分が呼んで面白かった本を書評として紹介していきます!
今回紹介するのは
「すべては心理学で解決できる」
です!
■作者のフォルカー・キッツとマヌエル・トゥッシュ
作者はフォルカー・キッツとマヌエル・トゥッシュというドイツの方なんですが
フォルカーさんは大学で法学と心理学を学び、学者やテレビジャーナリス、脚本家、
ロビイストなどの幅広い分野で活躍し
マヌエルさんは大学で心理学と成人教育学を学び、ケルンで心理カウンセリングルームを経営しています。
そしてこのお二方は
「Dr.キッツとDr.トゥッシュ」として舞台でユーモアを交えた心理学ショーを行い、
精力的に心理学の講演の活動をされています。まさに新しいタイプの心理学者と
いえるでしょう!
■「すべては心理学で解決できる」の簡単なあらまし
この本では日常生活の例を心理学を交えて解説し、どのようにすればよりよい生活が
できるかというスタイルで51個のケースを紹介しています。
1つ挙げるとある大事な日に不幸なことが立て続けに起こり最後には機嫌が悪そうで怖いとガールフレンドから振られてしまい最悪な1日になってしまった!というのを
物事への解釈を変える、「逆立ちのメソッド」心理学用語で「リフレーミング」を
使ってみよう!
この例でいうとガールフレンドから振られてしまった事を最初から彼女とは会わない
予感がしていたし、次の良い出会いの前に別れられてよかった!という感じに出来事を別の意味、別の見方で捉えて困難と付き合っていこうというものです。
■この本の特におすすめなところ!
日常での例を出して心理学用語を交えて解説し解決例を出すというのは
心理学の本ではよくあるパターンかもしれませんが
この本は欧州で舞台でも活動している方が書いているだけあって
日常生活のたとえがユーモラスで面白いものが多いです!
あるカップルが知人のパーティーに出席しほかのカップルの様子を見てパーティー後に自分たちがやはりベストカップルだねと話している時、他のカップルたちも同じような会話をしているというような
洋画に出てくような面白シチュエーションで紹介してくれるので飽きずに読むことが
できました!
■優れた構成
また、この本では各ケースでの解説の後で簡単な一言二言を付け加えて起承転結を
しっかりつけて書いているのでとても読みやすい心理学入門書といえるでしょう。
心理学を学んでみたい!日常生活での悩みをいろんな視点で見てみたいという方に
お勧めしたい一冊です!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!皆様の読書欲に少しでも刺激が与えられたら幸いです!
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