#008 書評 「大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる」 井堀利宏
皆さん、こんにちは!
読書の秋も終わりの気候となってまいりました。
今回も自分が最近読んだ本から書評をお届けします。
今回は「大学4年間の経済学で10時間でざっと学べる」をご紹介します!
■作者の井堀利宏さん
著者である井堀利宏さんは約20年間、東京大学経済学部と大学院の経済学研究科で教鞭をとっていました。
そこで教えていた講義の内容を始めて学ぶ方向けに落とし込んだのがこの本になります。
井堀さんは、今ビジネスの場には経済学が必要不可欠であると思っています。
それは様々なメディアで経済についての話題が上がらない日はなく、その動きがどんな意味を持っているかを理解することで本当の教養が身に付くからだということです。
そしてそれには経済学の枠組みを理解する必要があるとお考えなのです。
■経済学って?
皆様は経済学と聞くとどんな風な印象をお持ちですか?
中にはお金を扱う、お金儲けのための、自分とは無関係の学問とお考えの人もいるのではないでしょうか?
しかし経済学は世の中の動きを正確に判断する手助けをしてくれる学問なのではないかとこの本では言っています。
それは最も合理的に利益が出る方法を予測しているからだと。
そして経済学が理解できると、新聞の読み方やニュースの見方が変わると。
自分はこの本で経済学に触れ始めたのですが読了後に新聞を読んだとき、
「ああ、GDPが増えるのが重要視されているのは物資的に豊かになるからなのかぁ」
と始めて社会を学んだ時の様な新鮮な気持ちになれました。
■どのように解説してる?
この本では経済学を
1、経済学とは?
2、ミクロ経済とは?
3、マクロ経済とは?
の3つの大きなパートに分けています。
そして各々のパートの重要かつ基礎的な知識を単元分けして解説しています。
この本の優れているところは各単元で図を用いてなるべくわかりやすく解説しようとしてくれているところです。
一度忘れたとしてもその個所の図を見ればスッと思い出せるでしょう!
■全部理解できた?
とここまで経済学は大事だよ!これから必要になるよ!そしてこの本は優しく解説してくれているよ!と語ってきましたが
自分は全部を理解できませんでした!!
パートによってはより深く教えてくださっているのですが(乗数効果とか...)
まだその突っ込んだところがまだ完全に理解したとは言い難いのです。
ですがこれは読み返していくことで授業を繰り返す受けるように理解度が増していくので、どんどん読み込んでいけばいくほど理解が深まり、新しい発見があると思います!
世の中をより深く、予測できるようになりたい方!ぜひ一度経済学の世界に触れてみてはいかがでしょうか?
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!皆様の読書欲に少しでも刺激が与えられたら幸いです!
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