#009 書評 「GRIT やり抜く力」 アンジェラ・ダックワース
こんにちは!
演劇カウンセラーの浅野です。
先日、11月にもかかわらず関東で積雪がおこるなど、寒さが厳しくなってきました。
雪の日は外に出ず、家でゆっくりと本を読んでいたいですね。
それでは本日も書評を書いていこうと思います。
今回の本は「GRIT やり抜く力」です。
■著者のアンジェラ・ダックワースさん
この本の著者である、アンジェラ・ダックワースさんは現在ペンシルベニア大学の心理学教授をなさっている方なのですが
過去にはマッキンゼーの経営コンサルトをしていましたが、自身が教職が進むべき道と感じて公立中学の数学教師に転職し周囲を驚かせました。
彼女には自分のやりたいことがどんなことでそれにはどんな経験や知識が必要かが分かっていたのでしょう。
そして大きな目的のために、いくつもの目標を立て実行していくこと。
これも彼女の言うやり抜く力なのです。
■そもそもGRITとは?
GRITとは、「情熱」と「粘り強さ」を併せ持っている事、それこそがGRITが強いことと述べています。
この本の中で米国陸軍士官学校のビーストというとてつもなく厳しい訓練を耐え抜くのはどんな人なのかを研究した例を出していました。
その研究では入学時の総合評価が高い有望な候補生達でも辞めていく事例も多く、
耐え抜いた候補生達は総じて並外れて粘り強く、努力家で自分が何を求めているか、方向性がはっきりしていたということです。
■どうすればGRITが伸ばせるのか?
この本ではどうすればGRITが伸ばせるのか、ということを多様な例で順序良く説明してくれます。
まずGRITがどんなものなのかを紹介し
次に内側から伸ばす方法
そして外側から伸ばす方法
さいごに総括とメッセージ
と非常に頭に入ってきやすいです。370ページもあるにも関わらずスラスラ読めますよ!
■どんな境遇の人にも!
この本で繰り返し強調されていることが
生まれつきの才能よりもGRITが大事
ということです!
GRITは誰にでもあるもので伸ばすことができる、すなわち万人に使える才能だからです。
今苦境にある人、どんなことがしたいかわからない人、新たな挑戦をしようとしている人など、様々な人にお勧めできる内容です!
平積みにされている書店も多いのでぜひ一度手に取ってみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
皆様の読書欲を刺激できたら幸いです。
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やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 作者: アンジェラ・ダックワース,神崎朗子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/09/09
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